ジロリアンのブログをトレスする男

今日は午前中中央区で用事の後、大学まで時間があったため神保町二郎へ。

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到着は12時50分頃。待ちはざっと20人強。この様子だと1時間ほど並ぶとニラんだが、神保町に来るにあたってその位の待ち時間は心得ている。迷わず最後尾に接続。



急に決めた訪問だが、充分な待ち時間を利用し今日の一杯に向けイメトレをする。


店から出てくる客は皆苦しそうにしたり口をまだモグモグさせていて神保町の洗礼を受けているようだが、幸いにもロットを乱す輩はいないようだ。一安心である。


予想通り1時間程並んで、次のロットで入店という所に来て助手さんが麺量を聞きにやってくる。

「小で」

神保町二郎では小ラーメンは700円だ。もちろん千円札で食券を買う時モタモタすることがないよう、予めピッタリの小銭を用意してある。


いよいよ入店。食券機の横で水を汲み、素早く席に着く。店主と助手の2人が厨房内で談笑を交わしている。店主は腰に手をやり時々溜息をつく。疲れ気味か。先の府中二郎の例もあるので少し心配になった。


10分ほどでコールタイム。

自分のコンディションと、午後からの用事を考えこの日はニンニク抜きとだけ伝えた。


丁寧にコールを反芻しながら盛りつけを終えた店主から直に"それ"は手渡される。



着丼。


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ヤサイは増していない。デフォでこの量である。素早く写真を撮ったあと、合掌し一礼、「いただきます」


まずヤサイ、モヤシ7:キャベツ3と言ったところか。シャキシャキとして居る。


豚、かなり大きさがある。脂身を孕み口の中でとろける柔らかいものが1つ、パサ気味で噛むほど味が出るものが1つ。ゴロッとした端肉もデカいモンが入って居る。うんめえもの。


スープは非乳化気味。分厚い液体油の膜が張っている。しかししょっぱいだけでなく豚の甘みも感じるモノ。


麺、柔らかめの平打ちストレート。口に入れるとオーションの風味が口いっぱいに広がる。まさに二郎の麺という感じのうんめえもの。


神保町二郎はかなりの麺量がある。初来店なら「麺少なめ」でオーダーするのが賢明である。

普段天地返しは邪道だと豪語している小生も、今回はある程度ヤサイを消化した段階で返すことを余儀なくされた。すると返しても返しても出てくる出てくる。麺の異常発生、正しく無麺地獄である。


少しコンディションが悪かったのか、今日は思ったよりも箸が進まない。しまった。こんなことになるとは。一瞬焦りの感情が脳内を駆ける。同じロットの他の客を横目に見ると、ほぼ自分と同じか少し遅い程度。


焦るな、焦れば焦るほど胃が萎縮して食えなくなる。落ち着いて卓上の唐辛子に手を伸ばす。こんな時に味変は効果的だ。ピリリと辛い唐辛子の助けを借りて再び麺をバキュームし始める。ロットだけは何としても乱してはならない。それが二郎を喰う者に課された鉄の"掟"だ。



ただ無心に麺をバキュームするマシーンと化し、何とかロットの半分を過ぎた頃に完食。


店主に笑顔でご馳走様を告げ、退店。コンディションもありかなり苦しい戦いだったが、うまかった。ごっそさん。












なかなかジロリアンのブログっぽくないですか?多分食券の画像とか麺の画像とか完食したスープだけの画像とかあったらさらにそれっぽかったですね。


というわけで皆さんこんにちは。ラーメン二郎食ってたらこれブログのネタになるんじゃね?ってことでブログにしてみました。


まあ、あの、あんまり真に受けてヤバいやつだとか思わないでくださいね?あくまでネタですから。


今日はラーメン二郎神田神保町店という支店に行ったのですが、実は行ったの初めてだったんですよ。上にも書きましたけどめっちゃ量が多いので、麺少なめにした方が良かったですね…


ちょっと言葉で説明しづらいんですけど、このお店他の建物との関係でちょっと並び方が特殊なんですよ。並んでる時に思ったんですが、結構どこから並べばいいのか分かりにくくないですか?僕も最初間違えましたし僕の後から来た人も結構な確率で間違えてました。


なんか一応コーンとか立てて並び方の指示が書いてあるんですけど、結構分かりにくいというか混乱しやすいんですよね。もうちょっと分かりやすくしてもいいのかなとは思います。



さて、今回の記事はまあ完全にネタだったんですが、二郎とかラーメンにそんなに詳しくない方には見慣れないような単語もありましたね。

ロットとか。


ロットって言うのはですね、これ別にラーメン用語じゃなくて例えば工場とかでなにか品物を生産する時に、一度にその商品を生産する分量とかをロットって言って数えたりします。


これをラーメンにも当てはめて、行列が出来るようなラーメン屋さんとか早く回転させないといけないお店は、1人ずつバラバラに提供するんじゃなくて予めまとまった杯数分の麺を茹でて、その数分お客さんにまとまって入ってもらい一気に提供してお客さんがそれを食べてる間に次のぶんをつくる、みたいなラーメンの作り方をするわけです。


なんだか僕の説明がヘタでよくわかんないかもしれないのですが、簡単に言うとまとまった人数をところてん方式で入退店させる感じ…っていったらわかりやすいかな?


わかりやすいのかなあ…


まあそういう方式なので、さっき書いたみたいにお店に入る前に並んでいる段階で麺の量を聞かれます。予め次にお店に入る人数分の麺を茹でておくためですね。


また、ここまで読んでいて何となく気付いた方もいらっしゃるかもしれませんが、一度に入店したお客さんがだいたい同じタイミングで食べ終わって退店しないとこのシステムって機能しないんですよね。


なのでジロリアン(=めっちゃ二郎好きな二郎オタクのこと。だいたいやばい体型かやばい顔をししているぞ!)は、同じロットで入店した他の客が大体食べ終わったのにもかかわらずゆっくり食べて店に残っている客のことをロット乱しとか言って大変嫌悪する、らしいです。


他にも、ここで詳しくは書きませんが、有名な"コール"とか、(ニンニク入れますか?ってフレーズよく聞きますよね)、それぞれの店舗で異なる暗黙のルールみたいなのがあったりするので、知らない方は割と敷居が高いとか怖いラーメン屋みたいな印象を持っている方も多いかも知れませんね。



ただ実際行ってみて分かるのは、店員さんとかって結構優しかったり気さくなんですよね。中には怖い店もあるみたいですが…大体は意外といい人なお店が殆どです。


多分冒頭で書いたネタ記事みたいなことをやってるジロリアンが怖い印象を植え付けてる所もあると思います。



ただ、まあここまで読んでいただけたなら分かるように他のラーメン屋さんと違う特殊なお店であることは確かなので、気持ちよく楽しむためにある程度知っておいた方がいいこともあるのは確かです。


まあなんかネットとか調べたらめっちゃ載ってますし、普通にモラルある食べ方をしていれば基本的には大丈夫ですよ。




それで、僕も上京してラーメン二郎を食べるようになって思った事なのですが




確かにかなりインパクトの強いラーメンなんですけど、まじでめちゃくちゃうまい!至上の美味しさ!と思ってたべてる人ってそんなにいないんじゃないすかね…



あああああのこれはあくまで個人の意見でして!意見とか味の好みは人それぞれなので決して批判とかそんな大それたことを言ってる訳ではないんですよ!


僕もラーメン二郎大好きです。ただ食べ始めて1口目はいいんですがそのあとめっちゃ苦しいんですよ。量多くて油がすごくて塩分もすごいですから。あと化学調味料も山のように入っています。食べ終わる頃にはなんでこんなもん食ってんだ…って気持ちになる事もしばしばです。


ただなんか食べたくなっちゃうんですよね。食べ終わって店出る時は今後1年は行かなくていい!とか思うんですけど気づいたら



ジ…ジロ……ジロウ……


みたいなことになりますね。なんかこうやって書くとめっちゃ声荒れてるセイバーみたいですね。


しょうもないことは置いといて。



真面目な話なんか入ってんじゃないかな、クスリ的な…とか思…いやまあ冗談ですよ。その位中毒性が凄いラーメンだということなのです。


なにせいろんな意味で規格外なラーメン二郎、食べた事ないという方は是非一度行ってみては?もちろん初めは無理せず麺少なめで!めっちゃ多いので!あと有名な"ヤサイマシマシ"はほとんどのお店では出来ないです!

いわゆるチャレンジ系グルメではないのでね。あくまで食べ切れる適切な量を美味しく食べるのがイケてるジロリアンの嗜みです。


まあ二郎に限らずどんなゴハン屋さんでもそうですよね。



ところで二郎はそのカリスマ的人気ゆえに、亜流二郎とか二郎インスパイアと言われるラーメン屋さんがいっぱい存在します。これはラーメン二郎ではないのですが、二郎のようなラーメンを二郎をトレースしたようなシステムで提供しているお店です。


中には本場の二郎に肩を並べる或いは凌ぐようなおいしいお店もあります。


おすすめは大阪にある「歴史を刻め」ですね。富士丸系という、二郎系の中でも有名な富士丸というお店にさらにインスパイアされた系列(ややこし!)のめっちゃ美味しいお店です。ほんとに大好きで、高校時代は毎週のように「刻みに」行ってましたね。


このお店について語り出すと止まらないので、書くならまた別に記事を出すかもしれません。




というわけで今回は噂のラーメン二郎についてでした。いかがでしたでしょうか。

今回もべらぼうに長い記事になっちゃいましたね…読んでくださってありがとうございます!



ではまた。次行く時はニンニク入れたいなぁ。